一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(以下、エコッツェリア協会(*2))は、当地区のイノベーション・エコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ・官・学が連携して社会課題を解決することで、グローバルなマーケットに向けたイノベーションの創出を支援する「Tokyo Marunouchi Innovation Platform(以下、TMIP(ティーミップ))」を8月8日に設立いたします。
TMIPは、大丸有地区内外・国内外の産官学の多様な関係者が参画・連携する会員組織であり、会員企業等の様々なアセット・ケイパビリティと、大丸有地区が有する都市のアセットを最大限活かし、チームアップ、PoC(*3)から事業化迄を一貫してサポートすることで、大企業起点のイノベーション創出や産・官・学、スタートアップ企業等の共同プロジェクトの実現を支援いたします。
また、会員間の交流やイノベーション創出に向けた企業マインド醸成のためのイベント、規制緩和に向けた取り組み等を実施することで、会員企業のプロジェクトをより実現しやすい環境の創出を目指します。
さらに、当地区のイノベーション施設・団体、ベンチャーキャピタル、大学、研究機関、行政機関などの『パートナー』や最先端の知見を有している『アドバイザー』の方々と共に、イノベーション創出を総合的に支援いたします。
TMIPは、大丸有地区から生まれるグローバルなマーケットに向けたイノベーションを通じて、社会課題の解決、日本・東京の国際競争力の強化を目指します。
(*1)「大手町・丸の内・有楽町地区」の略称を「大丸有地区」と呼んでいます。
(*2)一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア)は、一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)、NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)と連携して大丸有地区のまちづくりを推進しています。
(*3)PoCとは、Proof of Concept(概念実証)の略で、新しいアイデア等の実現可能性に関する検証のことを表しております。
活動内容
TMIPでは、『実証』の先の『事業化』をゴールとして設定し、会員企業のイノベーション創出を目指す「アーバンラボ」「イノベーションコミュニティ」「アドボカシー」の機能を提供いたします。
【アーバンラボ】
同志を集める:提携候補先をマッチングし、企業間の交渉をサポート。
ニーズを検証する:イノベーションのアイデアに対して、大丸有地区で働く人々や来街者に対し事業ニーズ検証の機会を提供・サポート。
実験する:大丸有地区での実証実験をサポート。
【イノベーションコミュニティ】
イノベーション創出に向けて、会員間の交流イベント、各社のオープンイノベーションに関する取り組みや、ナレッジの共有イベント等を開催。
【アドボカシー(政策提言・規制緩和支援)】
イノベーション事業のPoC及び実装に関連する規制緩和に向けた検討会や政策提言等の実施。
アドバイザーについて
入山 章栄 氏 (早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授)
石井 芳明 氏 (内閣府)
照沼 大 氏 (日本ベンチャーキャピタル株式会社 執行役員)
長谷川 克也 氏 (東京大学 産学協創推進本部 特任教授) (予定)
Phil Wickham 氏 (SOZO VENTURES Managing Director)
パートナーについて
行政機関
内閣府/国土交通省/東京都 (予定含む)
ベンチャーキャピタル
日本ベンチャーキャピタル/ BEENEXT/ Coral Capital/ DNX Ventures/ SOZO VENTURES/
TRANSLINK CAPITAL
プロフェッショナルファーム
アドライト
イノベーション施設
3×3 Lab Future/Inspired.Lab/FINOLAB/EGG JAPAN/東京21cクラブ/グローバルビジネスハブ東京
TMIPロゴについて
【コンセプト】
大丸有地区で多様なプレイヤーが連携・共働しながら成長し、イノベーションが創発される様子を表し、日本・東京から世界をリードし、未来を照らしていく存在でありたいという想いを表現しております。
「東京都におけるイノベーション・エコシステム形成促進支援事業 認定地域別協議会」について
TMIPはこの度、東京都の「平成31年度東京都におけるイノベーション・エコシステム形成促進支援事業 認定地域別協議会」に選定されました。今後TMIPは東京都と連携しながら、イノベ―ション創出を支援します。