丸の内から共に挑戦する、新規事業が飛躍する舞台を──「SusHi Tech Tokyo 2025」出展

2025.4.21 プレスリリース アジア最大級のグローバル・スタートアップ・カンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」TMIP、「丸の内から未来を創る」をテーマに出展 ~イノベーションを加速する大企業発新規事業の成長を支援~

https://www.tmip.jp/ja/report/11250

2025年58日から10日の3日間、東京ビッグサイトでアジア最大級のグローバル・スタートアップ・カンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」が開催されました。 

国内外からの参加者数は50,000人を超え、「持続可能な都市をハイテクノロジーで実現」をコンセプトに掲げる本イベントにTMIPも参加してきました。「丸の内から未来を創る」をテーマに大企業発の新規事業を表彰する「TMIP Innovation Award」の受賞事業とタッグを組み、サステナブルな未来の都市像にむけて「新しい価値づくり」に挑戦する新規事業を紹介したイベントの模様をお届けします。

アジア最大級のスタートアップの祭典で熱量高く交流する参加者たち

 SusHi Tech Tokyoが開催されるのは、2024年に続いて2回目。昨年は40,206人、今年は56,000を動員し、世界中から集結した500社以上のスタートアップが展示ブースを出展しました。

東京ビッグサイトの広大な会場内には、様々なブースやセッションが用意され、多くの参加者が国境を超えて出会い、交流している様子が伺えました。

会場には各地域をテーマにしたステージもありました

じっくりと商談したい方々のためのミーティングスペースも

多くの来場者が注目した大企業の新規事業や共創プロジェクト

TMIPが活動の拠点とするのは5,000の事業所と約35万人の就業者が集まる丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)です。「持続可能な都市」として成長を続ける丸の内で、大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームTMIP2019年に設立後、さまざまな共創プロジェクトを通じて社会課題の解決に取り組んできました。

2023年には多くの企業で経営課題となる新規事業・イノベーション創出を加速させるべく、大企業発の新規事業を表彰する「TMIP Innovation Award」を立ち上げ、新規事業に挑戦するプレーヤーの事業支援を行っています。今回の展示では、そんなアワードで過去に受賞された3つの新規事業の取り組みを紹介し、来場者からは多くの関心が寄せられました。

ビジネスデイの2日間で500名以上の来場者が訪れました

1つ目は、202311月に東レ株式会社からスピンオフして独立し、先端技術を搭載した進化した服によるアパレル事業を展開するMOONRAKERSです。今回「SusHi Tech Tokyo 2025」でのご紹介を通して『先端技術の素晴らしさを知ってもらうこと』を目指し、先端技術を搭載した未来のTシャツ「MOON-TECH®T-SHIRTS collaboration with TMIP」をご紹介しました。

Collaboration Story「その挑戦の、Team Mateに。無敵のTシャツを纏え」https://moonrakers.jp/collections/tmip

日本が誇る先端技術をいかした アパレル製品で、人々の生活を変える https://www.tmip.jp/ja/report/10529

2つ目は、京セラ株式会社が運営する食物アレルギー対応のオーダーメイドサービス「matoil(マトイル)」。今回は、食の多様性と包摂性を重視した新しいフードサービスの可能性を示す取り組みとして、アレルギーの有無に関わらず誰もが美味しく食べられる「ガレット・ブルトンヌ」をご紹介。来場者のみなさまにもご提供し、「本当に小麦、卵入っていないの?」と驚きの声が上がっていました。

当事者「だからこそ」の思い込みを捨て、真にユーザーに寄り添うサービスを生み出すhttps://www.tmip.jp/ja/report/4769

 3つ目は、竹中工務店による企業の不用品を建築プロジェクトにマッチングするサーキュラーエコノミーを体現する事業「Archi-Hub」。展示では、結婚式場のシャンデリアを再利用して製作されたテーブルランプが来場者の目を引きました。

業界の構造自体にアプローチできるのは大手ゼネコンだからこそ。そこにチャンスと責任があるhttps://www.tmip.jp/ja/report/10630

ブースを訪れた来場者たちは、それぞれの商品に注目し、ブースに立つTMIPの関係者たちに次々と質問を投げかけていました。

 今回、大企業発の新規事業や共創プロジェクトの展示に特化した理由についてブース出展をリードしたTMIPの中川は、新たなチャレンジを振り返って、こう語ります。

 「私たちTMIP事務局は日頃から『新しい価値づくり』に挑戦するみなさんの事業成長支援に取り組んでいます。今では330を超える企業やパートナーにご参画いただき、各社の新規事業担当者が丸の内に集まって新たなビジネスの種を育てています。共創や新規事業の形はさまざまです。TMIPをきっかけにみなさんの取り組みを知っていただき、新たな気づきにつながればと考えました。

結果的に3日間で多くの新規事業担当者の来場者とお話をすることができ、改めて共創やイノベーションへの関心の高さを伺うことができました。今後も時代の変化とともに変わるニーズや社会課題の解決に向けて、新たな共創や事業成長につながるよう取り組んでまいります」

ブースで配布していたチラシ

ピッチで伝えた丸の内から生まれる大企業発イノベーションの可能性

SusHi Tech Tokyo 2025初日には「丸の内から始まる-オープンイノベーションの、その先へ-」と題し、スタートアップへの成長支援や協業・事業共創の推進をテーマにしたピッチやセッションが開催され、TMIP事務局の大淵も登壇しました。

「日本の大企業からはイノベーションが生まれにくい」

TMIPがこれまで活動をしてきた中で感じた課題を会場に投げかけ、イノベーションを生むには「社内外の壁を越える」ことの重要性に来場者もうなずく様子が伺えました。

「大企業発の新規事業を表彰する「TMIP Innovation Award」では、社内外の壁を越えて、新規事業に挑戦するイントレプレナーのみなさんが発信できる舞台をご用意しています。

新規事業は、最初はどんな形になるか分からず、試行錯誤を繰り返すうちに輪郭が少しずつ見えてくるものです。その成長への道のりをTMIPはともに歩みたいと考えます。新たな挑戦や協力関係を生み出す「共創型アワード」として、さらなる事業成長の起点となることを目指して『TMIP Innovation Award 2025』を始動いたします。」

今年も、TMIP Innovation Award 2025の開催が決定しました。多くの来場者が注目した新規事業や共創プロジェクトはこれからも躍進を続けていくことでしょう。TMIPでは次なる挑戦者をお待ちしています。

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